Saturday, December 31, 2016

【大晦日(2016)】孤高の登拝141度目(Going-to-the-God Trail)

いつも通り丑三つ時過ぎ、西寒多神社に向け徒歩にて出立。

社は初詣の準備が整い、いつもと異なる空気と人の香が残っていた。
西寒多山(本宮山)は静かで、漆黒の登拝道には、葉や枝を踏む小生の足音だけしか聞こえない。
 寒さはなく、神体山の鼓動と温かみを感じながら歩を進める。
今年最後の夜明け前の景色は美しく、いつもより長めに眺め、大分の町の未来について想いを巡らした。
このキレイな町の中にも苦しんでいる人が沢山暮らしており、暴力的なことが日常茶飯事で、多くの悲しみと涙がある。

新しい命の誕生と沢山の笑顔もある。
奥宮の清掃は氏子さんによって行われていたので、入口道を入念に掃き清めることに集中。

小生が掃き清める入口道は約83 mの距離となり、1.5時間くらい要する。

この入口道をキレイに掃き清めなければ、奥宮に「氣」が流れてこない。(と、小生は感じている)
 タイヤ痕を消すことができず、「They are all perfect.」と呟けなかった。
気持ちの良い冷気と神々しい霊気に包まれての清掃は、今の小生にとっては大切な癒しであり、パワーの源であり、ルーチンである。
清掃を早く終え、西寒多の神のご実家である磐座(石嶺殿)の前に腰かけ、四半時ほどゆっくりと西寒多の神と相対する。

今年の反省と感謝。願い事はしない。
来年の大晦日、またこの場所に座り反省と感謝ができればそれでよい。

西寒多の神の輝きに来年の誓いを立て、下界に戻る。
 武内社にも御礼。
 下界の方が冷たく、霜が降りていた。
 大分社、天神社、その他の神様にも感謝。
 嵐の前の静けさの境内
 立派な門松
 今年もお世話になりました。
 来年もよろしくお願い致します。
大分が、心身ともに美しい町でありますように。

ゴミ拾い納め【2016.12.31】孤高のゴミ拾い(西寒多神社・奥宮ルート編): 20,264km/12,591mi

今年のゴミ拾い納め。

赤印に鎮座する奥宮から拾い始めます。
大分川辺りでシニア男性に「ごくろさん。どこから来たんね?」と聞かれたので「西寒多神社からです」と応えました。

男性を追い抜きしばらくすると、「ちょっと待って」と大きな声で呼び止められました。

「西寒多神社は、明日行くのがいいですよ。今はまだ準備しているところだから。NHKの『紅白歌合戦』が終わって、『ゆく年くる年』が始まる頃に出かけるのがちょうどいいかな・・・」と。

どうやら、私が間違って1日早く初詣に出かけたのだと思われたようでして。

「元旦と大晦日間違えるやつおる?そんなにアホそうに見えてるのかな?」と思いつつも「ご丁寧にありがとうございます」と礼を言い、しばらく並んで歩きました。

スサノオノミコトやヤマタノオロチ(お気に入りである)の話を聞かせてくれ、年明けの西寒多神社での神楽が楽しみだと、歩きながら神楽っぽい動きを披露してくれました。

それも、巫女さんのパートを。

なかなか楽しい御仁でした。
天気が良く、大分川もキレイでした。
今年も沢山のゴミを拾わせて頂きましたが、課題・反省点も多く残念ながら「結果」を出すことはできませんでした。

「孤高のゴミ拾い」が20,000 kmに到達したということで、来年は、もうひとつ上のステージに進みたいと思っています。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

そして、皆様、お世話になりました。

来年もよろしくお願い致します。

Friday, December 30, 2016

12月ノスタルジック気分の30日

キレイな夕焼けに見とれ掃除の手を止める。

大晦日前日の時間の使い方が重要なのではないかな。

試合前日、受験前日よりその1日前が大切だと。

今日のような気持ちで日々過ごすことができれば、時間の体感経過スピードを遅くすることができるのではないかと思っている。

明日死ぬかのように生きろ
永遠に生きるがごとく学べ
~マホトマ・ガンジー~

毎日実行するのは大変だけど、気持ちだけは持っておこう。

まずは、明日の登拝と奥宮の清掃をキッチリと。


オリンピックって今年だったなぁ・・・

ニャンコの気持ち【2016.12.30】孤高のゴミ拾い: 20,252km/12,584 mi

家庭ゴミと一緒にニャンコの遺体を袋に入れて投棄した人がいます。

飼い猫のようでしたが。
不気味です。
気分が悪いです。
スピーチレスです。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

Thursday, December 29, 2016

信用できないインド(Incredible India)

インドで女性旅行者が被害者となる性的暴行事件が止まらない。

ニュージーランドのニュースを読んでいたら、16歳の女の子(New Zealander )がホテル内にあるブティックの試着室で試着中に性的暴行を受けたという痛ましい記事があった。

ホテル内、それもブティック内で安全が保障されなければ、一体どこが安全なんだという話だ。

そんなリスクを冒してまでという判断は当然のこと。

小生が一番好きなツーリズム動画は、インドの「Incredible India」であるが、皮肉にも真逆の意味で「Incredible」になってしまった。

なんとかしなければインド!

映画監督のジェームズ・キャメロンさんが出演しているニュージーランドの「100% Pure New Zealand」もいいね。

わが町「おんせん県」のウケ狙い的路線は、個人的には好きではない。(悪口じゃなく好みの話)

【2016.12.29】孤高のゴミ拾い: 20,237km/12,575 mi

今朝は、Kさんから大根を頂戴しました。これで、年を越せます。ありがとうございます。
肥後街道を歩きながら、

右に「高崎山」「鶴見岳」「由布岳」
 左に「霊山」「本宮山」
下はゴミだらけ・・・。

食べかけのお弁当などが散乱していました。

もったいないことなさる。
 お会いする皆様に「よいお年を」のご挨拶を。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

Wednesday, December 28, 2016

庄屋さンち

ゴミ拾いの途中、「歩人のカリスマ」伊能忠敬が測量したエリアを通過する。

1810年12月17日 
朝より晴天、六ツ後、野津原村出立、測量人は同前、同所より初め、枝恵良・胡麻鶴村字新開・枝廻洲、七瀬川巾二十一間、字三道、それより延岡領県(内藤亀之丞)木上村枝小柳・同口戸村枝田島・臼杵領稙田市村、それより延岡領粟野村・同領雄城村・臼杵領、下宗方村枝八幡田、七瀬川巾二十間、嶋原御宿預所光吉村まで側、二里〇八丁、測所打上げ、四十二間五尺六十〇間、それより仕越、光吉村と延岡領宮崎村まで測、七丁四十八間、合三里十七丁三十〇県 五尺、九ツ前光吉村に引帰し着
止宿本陣嶋原御預所庄屋善左衛門、別宿組頭利平治
 着後、嶋原御預所代官 井上清左衛門出る、府内惣年寄 渡辺久左衛門、泊宿 橋本屋八左衛門来る、熊本池部長十郎並びに手付四人足立津右衛門、此の所まで送り来たり、それにより坂部ノ方へ見舞に鶴崎へ行、この夜晴曇、測量
~『伊能忠敬測量日記』より抜粋~

光吉での宿となった「庄屋善左衛門」邸の場所が気になっていたのだが、「伊能忠敬研究会」さんが公開したマップで判明した。

大体想像していた辺りだった。(肥後街道と周辺寺社の位置関係で)

ゴミ拾いルートからちょっと外れた所にあり、衛星からの画像では現在も住宅のように見える。

見に行きたいけど、失礼になってもいけないし・・・
遠くからチラ見という感じなら・・・
赤ラインがゴミ拾いルート。

【2016.12.28】孤高のゴミ拾い: 20,222 km/12,565 mi

 Hさんに白菜と大根を頂戴しました。

今年の白菜は大きく、ズッシリとした重量感で、ゴミと野菜を抱えヨロヨロ歩いてました。(6kmくらい)

大根おろしは、スムージーです。
ゴミ拾いをしていると、「脳梗塞」を患ってリハビリしている方によくお会いします。

しばらくお見掛けしなくなったお二方が、今朝脳梗塞で入院していることを知りました。

私の周囲には脳梗塞を患った人がいないのでピンときていなかったのですが、実に多いですね。

皆様、お大事にされて下さい。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

Tuesday, December 27, 2016

アンガーコントロール

朝から救急車が多い。

クラクションが荒くなっている年の瀬。

「Stay cool」でお願いします。

冷たい横殴りの雨でゴミ拾いは中止。
***
ニュース映像を見ると、いっぱいいっぱいの状態であり、潜在的に暴力的な性格であることが見てとれる。

仕事やプライベートなど複合要因からくるものなのだろうけど、突き詰めると彼の性根の部分に行きつく。

怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」のセミナーやカウンセリングを受けることも一つの方法論だが、やはりそう簡単には性根など変えられるものではない。


ゴミ拾いをされてみてはいかがか。

ゴミ拾いに怒りの感情が入ると、「他人が飲み食い散らかしたゴミをなんで俺が拾わなければらないんだ!」という気持ちが込み上げてくることもあれば、ゴミを捨てる人にきつく当たってしまうこともあるだろう。

毎日拾っても拾っても捨てられ続けるゴミを、ただただ拾い続ける。

食べ物の汁や飲み物が手・服・靴などに掛かってしまうこともある。

強風や車の風圧で舞い散るゴミを追いかけて拾う。

暑い夏も寒い冬も、ひたすら拾い続ける忍耐が必要な作業だ。

「毎日ゴミ拾って腹が立たんかい?」と聞かれる。

怒りがパワーになる時もあるが、それは暴力的なパワーであることが多いのではないかな。

言動が荒くなることで殺伐とした社会にモンスターが生息するようになり、それは町にとって、企業・お店にとっても良いことではない。

勿論、家庭内でも。


性根の部分から「アンガーコントロール」をしたいのなら、毎日ゴミ拾いを続けるのが良い。

「孤高のゴミ拾い」であれば尚良い。(自身の経験から)

セミナーも悪くはないが、体(足)を動かすことだ。

企業・お店がゴミを拾いをさせるのなら、その意味を理解させることが必要であり、まずエライ人たちが率先し態度で示すこと。

それで、彼らは素晴らしい財産・戦力となる。


余談だが、ゴミ一つにも性格があり、イライラ・怒りにかませて捨てられたゴミがわかるようになる。
***
サンドウィッチは、これくらいのボリュームがないと。
小生は、海沿いにあるマーケットのDeliでターキーのサンドウィッチを食べていた。

日本では、美味しいターキーを食べることができないので、今でもアメリカに滞在する時は、もっぱらライ麦パンにターキーを挟むのだ。

パストラミもいいね。

隣に腰かけたカップルがの男性が、自分の食べていたパストラミのサンドウィッチを彼女に差し出した。

差し出された皿に顔を近づけ「濡れた犬のにおいね」と、首を横に振った。

Monday, December 26, 2016

死生観

「孤高のゴミ拾い」を始めて「死」について考えることが多くなった。

それは、ゴミの多い場所が絶命の場所になるということに気付いたからだ。

自殺、殺人、事故死、人間にひき逃げされた動物たち・・・

今朝も考えさせられることがあった。
***
漆黒の山に入っての登拝は危険がいっぱい。

「危険な経験はないのか?」とよく聞かれる。

登拝をして皆様にご迷惑をおかけしてしまっては本末転倒になるので無理はしないことにしている。

それでも登拝百度目までは、雨が降ろうが、台風が来ようが、雪に覆われようが、体がだるかろうが、足が痛かろうが、何があっても週一度の登拝は続けた。

百度目以降は、無理をせず長続きすることを第一に考えているが、天候以外で休むことはない。

慣れた頃に落とし穴に落ちるので、気を抜くことはない。

漆黒の登拝道を「西寒多の神」のご実家に向かって独りで上がることを繰り返していると、緊張感と集中力が増し神経が研ぎすまされてくる。

何度も繰り返していると動物たちの気配と山の呼吸・鼓動を感じ取れるようになる。

西寒多山(本宮山)の動物たちは、登拝人にはフレンドリーである。

鹿やイノシシ、アナグマに狸、静寂の夜に日記名「夜兎の角右衛門」も現れる。
彼らに対してリスペクトの気持ちをもって接すれば、攻撃してくることはない。

夜の西寒多山は彼らの世界であり、異界から来た小生が通らせてもらっているのだ。

何度か顔を合わしていた若い雌鹿の気配は消えた。

彼女は小生に出会っても逃げることなく、じっとこちらを見つめるだけ。

清掃中の奥宮にもやってきた。

ちっこいバンビちゃんを連れてきて、頭を何度か下げた。

それが最後。
600mの低山とはいえ、時に恐ろしい顔を見せることがある。

頭上から大木が倒れてくることも一度や二度ではない。

遠くの方で倒れる音、谷下に崩れ落ちていく音もよく聞こえる。

山の木は夜に倒れるのだ。

西寒多山は、夜に呼吸する。

西寒多の虎」が、目の前を駆け抜けた時に「死ぬかも」と思った。

後にも先にもその一度だけ。


稀ではあるが、入山を拒まれることがある。

真っ黒な池の横を通過していよいよ登り始める所で、登拝道上部よりビックリするような熱風が吹きおろし押し戻されてしまうのだ。

夏冬関係なく丑三つ時過ぎにである。

その時は、「わかりました」と引き返す。

夜明け前に本宮山の登山をする時、もし上から熱風が吹きおろしてきたら、引き返した方がよいかもしれない。(西寒多神社ルート)

漆黒の神体山では不思議なことも多く。

こう見えて現実主義者。
***
小生にとっては、漆黒の神体山(自然)より下界の人間の方が怖い。

毎日ゴミを15 km拾い歩くと、その意味がわかるようになる。

超現実社会だ。

「ゴミの多い場所が絶命の場所になる」ということは、忘れないで頂きたい。

現代日本の「死生観」というのは、どうなっているのだろうか?

詳しい方にお聞きしてみたいが、考えるのではなく、自然から学び感じ取る方が、小生にはしっくりくる。

生死に直面するドクター・看護師、警察官や葬儀屋さん、動物の遺体を片してくださる方、つくづく大変なお仕事だと。

ゴミを拾っていると、食べ残しで捨てる人が多いことを知る。

中には封を切らずに捨てる人、一口だけ食べて捨てる人もいる。

生あるものを頂戴することについては、どう思っているのだろうか。

動物だけではなく、植物にも生があることを理解できているのだろうか。


大分の町のゴミを拾い歩く中で思うことがある。

A question that sometimes drives me hazy: am I or are the others crazy?
(時々私をもうろうとさせる疑問がある。おかしいのは私なのか、あるいは彼らなのか?)
~アルバート・アインシュタイン~
***
今朝は登拝予定だったが、天気予報では雨、丑三つ時にポツポツ落ちてきたので回避し、ゴミ拾いはできそうだったのでスケジュール変更。
ゴミ拾い中に奥宮を見ると雨雲の中。

明日も雨ということで、登拝は大晦日に。

元旦はご来光登山者が多いので奥宮をキレイにして気分よく新年を迎えて頂けるよう、気合いを入れて掃き清めたいと思っている。

【2016.12.26】孤高のゴミ拾い: 20,207 km/12,556 mi

天気を心配しながらのゴミ拾いでした。後半、じわっと降り始めました。

今朝は、事故を目撃したり何やらとあまり気分のよくないことが多いゴミ拾い道中でしたが、久しぶりにワンちゃん達と戯れることができたことで何とかチャラに。

最近たまにお会いする女性が、「貴方のマネしてゴミを拾ってるの。タバコの吸い殻が多くてびっくり」とおっしゃっていました。

一歩ずつですね。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。

Sunday, December 25, 2016

聖夜の夢

日本(大分)でのクリスマスに以前ほどの盛り上がりを感じないのは、ハロウィン疲れではないかと「へっぽこマーケター」は分析している。
シアトルのキャピトル・ヒルのCDショップのワゴン・セールで売られていたシナトラのクリスマス・ソング集。

$1だった。

小生のクリスマスの定番CDで、今でもこのシーズンになると活躍している。

田舎のスターバックス店内で流れ「なかなかわかってるじゃないか」と、クリスマス・ブレンドの豆を2つ買ってしまった。
***
クリスマスうんちく

アメリカ人は、クリスマスシーズンに自分の服代に平均$140を費やす。

アメリカ人の57%は、クリスマスも仕事をする予定である。

平均的アメリカ人は、11/30に最初のクリスマスカードを受け取る。

アメリカ人女性(35歳以下)の2/3人が、11月からクリスマスに向けてダイエットを開始する。
***
世間が2000年問題で騒いでいたミレニアム直前のクリスマス

ボクは雲の上にいた。

エコノミーは満席だったが、ビジネス・クラスはボク1人。

ファースト・クラスには誰もいなかった。

お金持ちは、クリスマスの夜を空の上では過ごさない。

ボクはお金持ちでなく、アップグレードでビジネスクラス。

はじめての国際線ビジネス・クラスでちょっとウキウキしていたのだが、貸切のビジネス・クラスは落ちつかない。

CAさんの視線が突き刺さる。

ちょっと動くとチラリ。


専属CAさんの給仕で豪華なディナーを終えたボクは、ビジネス・クラスっぽいワインを飲みながら真っ暗な外の景色を眺めていた。

厚い雲のじゅうたんの向こう側に小さな灯りが見えたような気がした。

しばらく眺めていると、やっぱり灯りが見える。

その灯りに向かって、更に小さな灯りが行ったり来たり、急がしそうに動いている。

UFOかな・・・まさかね

ちょっと酔っ払ったかな

離陸前のシャンパンに始まり、調子にのって結構な量を飲んでいた。


ゆっくり目を閉じた。

周囲の騒がしさで目を覚ますと、ボクは倉庫のような所で横になっていた。

アレ?

状況をよく理解できないでいると、スーパーバイザーらしきエラい人が、

「なにサボってんだ。アジア方面は君の担当だろ」

と、伝票らしきものをボクに手渡した。

「次の出発は、10分後だぞ」

エラい人がバケツに入った鹿せんべいみたいなクッキーを差し出した。

「なんですか、これ?」と、たずねると

「トナカイの餌に決まってるだろ!疲れてるのか?大丈夫か?」と、心配そうな顔をした。

辺りを見渡すと、どうやらここはサンタクロースの宅配便の基地のようだ。

飛行機の中から見えた灯りは、ここだったんだ。

世界中からボランティアで集まったサンタが、ここで仕分けされたプレゼントをソリに積み込み、担当区域に配達をする。

プレゼントを仕分けしたり、積み込んだり、伝票の整理をしたり、トナカイに餌をあげたり、カスタマー・サービスの電話を受けたりするのは、イヴの夜に飛行機に乗る孤独な旅人が担当することになっているらしい。

ボクにあてがわれた仕事は、アジア便の伝票整理とトナカイの餌やりだ。

早く25日を迎える日本は、特に急いで配達をしなければならない。

休憩時間はないが、エッグノッグは飲み放題。


実は、このあたりで夢の中にいることに気づいてしまったのだけど、成り行き上最後まで働くことにした。

東の地平線が白々と明るくなり始めた頃、最後の便が飛び出して行った。

仕事をやり遂げた満足感で朝日の出る方向を眺めていたら、ボクの飛行機が見えて「戻らないと!」と、思った瞬間に目が覚めた。


ボランティアだからバイト代は出ない。

疲労感があり首をコキコキしているとCAさんが近寄ってきて、

「何かお飲みになられますか?よくお休みになられてましたよ」

と、なんだか意味ありげな笑みを浮かべながら声をかけてくれた。

寝言を言ってたのかな。

LAには定刻通りに到着。

出口に向かうと、ボク専属のCAさんがサンタクロースの帽子をかぶって立っていた。

「ご苦労様でした」

と、CAさんはボクにワインのボトルをプレゼントしてくれた。

「よいクリスマスをお過ごしください」

と、彼女は、またもや意味ありげに微笑んだ。

「ありがとう。あなたもよいクリスマスを」


機を降りてイミグレーションに向かった。

クリスマスのイミグレーションは、職員がクリスマス休暇をとっているので混雑している。

1時間以上は軽くかかりそうだな・・・

仕事を終えたCAさんが、クルー専用の検査場をスリ抜けていく。

ボク専属のCAさんの姿が見えない。

アレ?

最後のCAさんがゲートを通過した。

もしかしたら、CAさんの意味ありげな微笑みと「お疲れ様でした」は、バイトのことだったのかな?

ワインはバイト代だったのかもしれない。

心地良い不思議な感じに包まれ、イミグレーションの長い列も苦にはならなかった。

今までの人生で最高のクリスマスは、雲の上でバイトをした夜の出来事だった。

毎年クリスマスになると思い出し、暖炉の前に座わり炎を眺めているようなあったかい気持ちになれるのだ。
***
シリアの悲劇、年の瀬の大火事で家や思い出を消失してしまった人達、異常な労働環境で娘さんを失ったお母様の手記、フランスと大分で行方不明になっている女性とご家族・・・

言葉を発すると薄っぺらくなってしまい、浮かれ気分でロックンロールという気分にはなれない。

しかし、

楽しめることを幸せに感じ、幸せを感じるために楽しむことは必要だ。

日の出7:15【2016.12.25】孤高のゴミ拾い: 20,192km/12,547mi

クリスマスにはクリスマス限定でそれっぽいゴミが多く捨てられます。
腰にボルトを6本入れる手術をしたGさんに久しぶりにお会いしました。

「あんたに会うのを楽しみにボチボチ頑張るわ」と、歩く姿が痛々しく。
冷たい空気が心地良く、鼻から大きく吸い込むと脳に届くのがわかります。
  最近たまに拾う「あったか裏シャギー」のゴミ。
 皆様のご理解とご協力をお願い致します。

西寒多神社: 豊臣秀吉関連古文書

豊臣秀吉直書状(直書)写 天皇の意を受けて、関白秀吉が大友氏と島津氏との和睦を勧告したもの。 日付、宛名はないが、これとほとんど本文が同じ文書が天正13年(1585)10月2日付けで秀吉から島津氏宛に出されている。 本文書は同日付で秀吉から大友宛に出された「惣...